こんな方におすすめ
✔ 何から始めたらよいかわからない
✔ 変な転職エージェントにつかまりたくない
✔ できるだけ失敗をしたくない
だれしも転職に失敗したくないですよね。
転職に失敗して、また転職先を探さなければならなくなるなんて最悪・・・
実は、質の悪いエージェントにも、良質なエージェントにも共通した特徴があるんです。
それを見極めることで、少なくともエージェント選択の失敗は避けられます。
僕の場合も結果的に、この記事で紹介する特徴を持つ良いエージェントと出会ったことが転職成功の最大の要因でした。
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使えない転職エージェントをふるいにかける方法があります!
転職エージェント・転職サイトは、それぞれ求職者が無料で転職に関するサポートを受けられる、非公開を含む数多くの求人情報を検索できる、民間のサービスです。
なんと、令和4年現在全国でその数は厚生労働省に登録されているだけでも 28,740社もあるのです。
(このブログサイトでも、すでにこちらの転職エージェントのマッチングに関する記事で紹介しています。)
そんなにたくさんあったら、サービスの良い、自分のニーズに合うエージェントのは至難の業。
しかも、スタートアップでサービスの悪い転職エージェントやセキュリティの弱い転職サイトも無数にある。それでも登録してサービスを受けて見なければわからない・・・。
でも、そんなこと恐れていては、転職活動を進めることができません。
実は、いくつかのポイントをチェックすれば、信頼できない質の悪いエージェントを排除できます。
そこで、この記事では使える転職エージェントをふるいにかけて選ぶ具体的な方法をお伝えしますね。
目指すキャリアに適した転職エージェントを使い分ける
20年前、転職市場はリクルートやマイナビといった、大手の職業紹介会社の独占状態でした。
しかし昨今の景気の変動、雇用状況の激しい変化の中で、さまざまなコンセプトの民間の転職サービスが登場し、細分化されるようになりました。
なので今は希望のキャリアに特化した転職エージェントを選ぶことができます。
これにより、あなたが望む企業やポジションを見つけられる可能性がグンと高められました。
その、あなたが目指キャリアは何でしょうか?
- 一般・総合・管理系(営業含む)
- 技術職
- 若手・第二新卒
- 専門職
- 管理職
一方、転職エージェント以下カテゴリに分けられ、それぞれ特徴や強みを持っています。
- 特定の年齢層 (若手/ベテラン)
- ハイクラス・ハイエンド
- 外資系/グローバル企業
- 技術 (研究/IT/建設)
- 専門職 ( 薬剤師 / 看護師 / 介護職 / 保育 / 経理 など )
- 地方への転職 (東海 / 中国 / 北陸 / 九州など)
今はあなたが目指すキャリアと、さまざまな特徴や強みを持つ転職エージェントを掛け合わせて、転職活動を展開するのがベターです。
基本は大手を含めて複数社に登録し、最終的に2~3 社に絞り込んで転職活動を進めましょう。
実はその数が意外に重要です。
なぜなら、少なすぎるとチャンスを逃してしまう可能性があります。
逆に多すぎると、求人案件が被る、どの転職サービスからの紹介かわからなくなる、担当者との関係性を構築しにくくなります。
避けるべき質の悪い転職エージェント
じゃあどうやって絞り込むのか?
今はやりの「スカウト」や「ヘッドハンター」と称する怪しいサービスにつかまってはいけません。
まずは、悪質な偽の転職エージェントを最初から除外する必要があります。
具体的には、次のような方法があります!
厚生労働省の登録 (人材サービス総合サイト 有料職業紹介事業) から怪しい転職サービスを見極める
転職エージェントや転職サイトのページ下にある運営者情報から、「厚生労働大臣許可番号」や「有料職業紹介事業 許可番号」と呼ばれる「2桁-ユ-6桁」の番号があるか調べてみましょう。
見当たらなければ、厚生労働省職業安定局 人材サービス総合サイトから会社名で検索できます。
登録が無ければ、完全にモグリの「スカウト」「ヘッドハンター」なので簡単に除外できます。
(こちらは、株式会社マイナビの例です)
次に 人材サービス総合サイトで、ホームページで予め調べておいた登録番号か会社名を入力して検索し、該当するエージェントがヒットしたら、れっきとした登録エージェントです。
次に人材サービス総合サイトに出た登録番号をクリックすると登録画面が出てきます。
この「 就職者」の最新の年度の「4ヶ月以上有期及び無期(人)」の数値が入っていない場合は、登録だけで実績がない転職エージェントなので、これも除外しましょう。
転職エージェントのホームページから見極める
次の特徴があるエージェントは使えない場合が多いです。
これらも最初から登録しない方がよいです。
ホームページのトップがいきなり検索画面
しかもページのフッターにも運営者情報や利用規約がない場合は、かなりレベルが低く、優良な求人案件を取って来れていない可能性が高いです。
プライバシーポリシーすらないところもあります。
そうなるとあなたの個人情報が保持されるか流出しないか心配です。
転職エージェントや転職サイトの特徴や強みが記載されていない。
「求職者によりそった」「非公開案件あり」といった、ありきたりなプロモーション色の濃いメッセージだけしかない場合は、特段これを選択する要素がないので避けた方が無難です。
なぜなら、いったいどういったサポートを受けられるのかが具体的に想像でないからです。
転職に関わる関連記事や所属するカウンセラー関する記述がない
職務経歴書の記載に関する注意点や、その他転職活動に関するチップスが全くない場合も、あまりサービスの質を期待できないでしょう。
求人以外の情報を提供する余裕も能力もない可能性があります。
転職エージェントとのやり取りから見極める
実際に登録して相談してから初めてわかることもあります。
以下のいずれかに当てはまる場合は、そのエージェントがキャパを超えているので十分なサービスを受けられない可能性が高いです。
担当者 (カウンセラー・コンサルタント) が極端に少ない
登録後に相談するなかで、どういった構成で担当を分担しているか確認してみてください。
ふつう募集企業ごとや業種で担当を分けているパターンが多いです。
求職者ごとにひとりの担当が割り当てられるわけでもなく、「何も分担していない」といった場合は、少ない人数で紹介業務を回しているので要注意です。
その場合は、タイムリーに満足なサポートを受けられない可能性があります。
求人案件が他のエージェントで見たことがあるものばかり
企業も決して一つのエージェントに独占的に情報を渡しているわけではないので、よくあることです。
しかし、何もオリジナルの案件が見えてこなければ、実は積極的な営業で求人を開拓していない、未公開案件を持っていない可能性があります。
何にも特化できていない
「20代の転職」とか「第二新卒」とか称しているものの、相談するなかでどういった業界の企業や業種の求人に強いのかあいまいな場合があります。
それはクライアント企業との関係性が薄いことが原因なので、あなたを代理して有利な条件を獲得することができない可能性があります。
問い合わせても即日で返事が返ってこない
こちらも、キャパの不足やクライアント企業との関係性が薄い証拠です。
もしクライアント企業から軽く扱われているなら致命的です。
同じ求人案件を複数のエージェントが共有していることがあり、エージェント間また求職者間の競争です。
したがってスピード勝負でもあるので、反応が遅いのはもってのほかです。
エージェントのチーム内で十分に情報共有がされていない
応募したい企業が変わると、担当者が代わることがあります。
その際、その担当者があなたの情報を前の担当から引き継いでいなければ、チーム内で十分に情報共有できていない証拠です。
先にいったようにスピード勝負の面もあるので、場合によっては応募しても「すでに別の候補者が選考に入って・・・」という、そもそもの理由のお断りの連絡が来てしまいます。
担当者の質から見極める
担当者に次のような特徴があれば、十分な社内トレーニングがされていない可能性が高いです。
- 横柄
- メール催促しないと返信がない
- 応募や面接の結果でダメだったときに連絡・フィードバックがない
- 希望しない求人なのに強引にすすめてくる
- 応募をやたら煽る、急がせる
- コチラから電話を掛けたら、直ぐ折り返す対応をしない (通信補をこちらに負担させる)
つまり求職者だけではなく、クライアントである応募企業への対応も悪いと考えられるので、有利な条件交渉ができず、場合によっては採用面接のチャンスすら逸する可能性が高いです。
質の良いエージェント
良いエージェントは次のような特徴があります。
こういったところは積極的に応募してみましょう。
国から優良さを評価されている
厚生労働省では、職業紹介会社の「優良さ」を認定する委託事業があります。
大手が必ず認定されているとうことではないです。
逆に大手でも取得しているところは少ないです。
しかし、通常の有料職業紹介事業よりも厳しい審査を経て認定されているため、信頼度がぐっと上がります。
これは先の人材サービス総合サイトの検索結果にも出てきます。
(先に例示した、株式会社マイナビでも表示されていますね。)
すぐ紹介できる求人情報を持っていても、直ぐにすすめたりしない
初回の面談で、今募集されている求人案件をパッと出せるだけの情報量があることは大切です。
それだけ引き出しがたくさんあり、関係性の深いたくさんのネットワークがあるという証拠だからです。
それを「こんな案件はもうないですよ」的な説明をすることがなく、「転職には長い時間がかかる」「良い転職は簡単に決まらない」というスタンスを持っているかということが大事です。
不動産屋で賃貸マンションを探したことがありますか?
すぐに「こんな物件はもうしばらく出てこないですよ、今すぐ抑えとかないと」と畳みかけてきますよね。
あれと一緒なことを決してしない、ということです。
今日知ったばかりのあなたのことをわかっているハズないですよね。
あなたの希望や強みにその企業が合うかなんてすぐに分かりっこないです。
転職はご縁です。
時間をかけてこそ、後悔しない道を選ぶことができるのです。
口コミサイトでエージェントの評判を確認する
最近になって、転職エージェントや転職サイトの口コミサイトが登場してきたので紹介します。
転職エージェントのマッチングサービスを利用する【PR】
こちらも新しく登場した、あなたに合った転職エージェントを探すためのサービスです。
転職エージェントのそのまたエージェントのようなサービスで、コンサルタントが面接のうえであなたに適したエージェントを紹介してくれます。
今のところ【キミナラ】と【転職エージェントナビ】の2つのサービスが利用可能です。
合わない転職エージェントとお付き合いを止める方法
実際に登録して、これまで説明したセレクションで合わないとわかったら、深みにはまらないうちにお付き合いを止めましょう。
ふつうは、こちらから連絡を止めれば関係が自然消滅しますが、しつこく連絡してくる場合は、もう連絡が不要なことを申し入れるか、嘘でもよいので「他のエージェントを介して就職が決まった」と伝えてください。
まとめ
複数の転職エージェントに登録して、情報とサポートを同時に得ることは鉄則ですが、最終的には2~3社に絞ることが必要です。
そうしないと混乱したり、余計に時間を要してしまいます。
また、質の悪いエージェントもあるので、そういったエージェントをできるかぎり避けることが転職成功の秘訣です・
そのために
- 厚生労働省職業安定局 人材サービス総合サイトで登録を確認する
- ホームページの特徴で見極める
- エージェントとのやり取りの中で、企業としての質で見極める
- 担当者の質で見極める
ことが重要です。
- 国の委託事業で高評価を得ているエージェントを選ぶ
- 口コミサイトを見てみる
- 転職エージェントのマッチングサービスを利用する
ことも非常に良い方法です。
より良いキャリア選択のために、まずは転職エージェントを選ぶことが非常に重要です。