留学せずに英語会話力をアップする方法・・・。
それは、あなたにネイティブスピーカーの友人や恋人がいない限りは、アウトプットのチャンスを獲得する方法、
つまり英会話スクールなどで強制的に英語で会話する機会を得るしかありません。
でも、海外留学ほどではないにしろ、一般の社会人としてはかなり高額の自己投資になります。
そしたら、それを無駄にしないように、自分に合った英会話スクールを選ぶしかありません。
そこで、どうすれば失敗せずに自分にあった英会話スクールを選択できるのか、その方法を提案していきたいと思います。
まずは、無料カウンセリングを受けましょう!
ほとんどの英会話スクールでは、新しくスクールに通うことを検討している方に対し、スタッフによる無料カウンセリングを行っています。
まずは、こちらのWebサイトから無料カウンセリングや体験レッスンを申し込んでください。
Webサイトに登録したメールアドレスを通じて、あるいはWebページ上から直接カウンセリングを予約することになります。
特に大手のスクールであれば正社員がスタッフで、大学の英文科あるいは語学大学の出身者が多く、中には英会話講師を目指して勉強中といった方もいます。
しっかりトレーニングも受けており、あなたのような悩みを持つ方をたくさん見てきているので、カウンセリングではあなたの英語に対する悩みや伸ばしたいところを伺ったうえで、適切なアドバイスや提案をしてくれます。
スタッフ (カウンセラー) は、初回カウンセリングの中で、あなたがなぜ英語力の向上が必要なのか (目的)、どのぐらいのレベルに到達しなければならないのか (目標)、どのぐらいの回数や時間を割くことができるのかなどを聞き取ります。
同時に、あなたの英語会話のレベルはどれぐらいなのかを測るのですが、方法としては
- カウンセラー自身が英語であなたと会話してみてレベルを確認する
- 英会話講師が英語で面談して、レベルをチェックする
- 筆記テスト
が多いと思います。
事前に、カウンセリングに向けて自己紹介やなぜ英語を学びたいかなど、英語で説明できるように準備をしておいたほうが良いです。
特に筆記テストでは、TOEICに似たようなテストを受けることになるので、TOEIC用のテキストやアプリを入手して、少し慣れておいた方が良いでしょう。
なぜここで準備が必要なのかというと、そのテストの成績でクラスを決められることがあるからです。
英会話のレベルを効率的に向上させるためには、自分の実力よりも少し高いレベル環境に身を置くべきです。
少しでも上のレベルのレッスンを受けられるように、希望をカウンセラーにも伝えてみてください。
もし低いレベルから始まってしまうと、一年間無駄なレッスンに高い受講料を支払わなくてはならない恐れがあるからです。
実際に、僕には苦い経験があります。
英会話スクールに通うことを決意した当時、TOEICを受けたこともないのに、カウンセリングの時いきなりテストを受けさせられました。
慣れていないものだから散々な結果が出てしまい、一年間実際の自分のレベルよりも低いクラスで過ごすことになってしまいました。
ずっと物足らない感じがして、大失敗…と考え続けていたことを思い出します。
そんなことにならないためにもここで紹介する書籍などで、少し準備しておいたほうが良いかもしれません。
無料体験レッスンを受けてみましょう!
とにかく、可能な限り無料体験レッスンを受けてみてください。
クラス制のグループレッスンでは、おおよそではありますが、どんなバックグラウンドを持っている方が集まる傾向があるスクールなのかがよくわかります。
時間帯にもよりますが、他のクラスの雰囲気も外からドア越しになんとなくわかります。
また講師により大きく異なるかもしれませんが、講師がクラス中にどのようなアドバイスをしているのかもチェックしてみてください。
レッスン後には、再びカウンセリングが行われます。
講師からスタッフにあなたの授業中の様子が伝えられ、講師からのフィードバックを受けることになると思います。
その時にもおじけづかないで、少しでも高いレベルのクラスに行きたい意向を伝えてください。
自分の目標に応じたレッスンがあるか確かめましょう!
大手になればなるほど、目的に応じたバラエティに富んだレッスンがあります。
通常英会話から、ビジネス英会話、CNNニュースを取り上げた上級レッスン、TOEIC対策講座などなど。
このサイトをご覧になっているように、昇格や転職のために英語力を上げたい、と思っていらっしゃる方は通常英会話コースか、ビジネス英会話コースを選ぶとよいでしょう。
ただ、メインの通常英会話コースの方がレベルが細分化されていて、あなたのレベルや通学日時により合ったクラスを選べる可能性が高いです。
グループレッスンかワンツーマンか?
ワンツーマンの方がやっぱり英語への露出が高いので、上達の速度は早いと思います。
短期間である程度成果が欲しいという方は試してみても良いと思います。
でも、ワンツーマンの受講料はグループレッスンの倍ぐらいするので、それなりの覚悟が必要だと思います。
最初にワンツーマンで実力を短期間で上げておいて、そのあと英会話力を維持するためにコストが低めの上級者コースのグループレッスンを受けるのも、一つのアイディアかもしれませんね。
【タイアップ】
でも、グループレッスンにも良いところがたくさんあります。
いろんな業種、会社の受講者がいるので、レッスン前後で情報交換やネットワークを広げることができます。
上級者コースになればなるほど、会社で上位のポジションの方が受講しているので、意外にこういったネットワークが転職など人生の岐路で役に立ちますよ。
固定レッスンかフリータイムか
同じ曜日の同じ時間で通学する固定レッスンのほか、英会話スクールによっては、いろんな時間枠から自分の都合の良いスロットでレッスンを予約するフリータイイムレッスンがあります。
自分の時間を効率的に使えるのでよいのですが、テキストの内容が自分の目指すレベルや内容に合致していないこともあるので、注意が必要です。
ただ、固定レッスンを主たる鍛錬の場として、フリータイムレッスンでその成果を試す場と位置付けて、両方契約することもアリだと思います。
セット割引があるでしょうし。
受講料と交通費
高すぎる受講料にはやはりそれに見合った成果が得られないリスクがあるので、張り切りすぎて自己投資しすぎないようにしましょう。
そのためには、ご自身の収入や自由にできるお金と相談して、しっかり予算を組むことが大事です。
また会社によっては、自己啓発のための英会話スクールの受講料を一部補助してくれるような福利厚生制度があったり、厚生労働省の「一般教育訓練給付制度」で受講料の20% (上限10万円) が交付されるので、英会話スクールのスタッフに対象のレッスンや申請方法を問い合わせてみてください。
また、スクールまでの交通費もバカになりません。
お近くにあるいは通勤途中の駅だと交通費がかからないかもしれません。
でも都心のスクールでないと、そもそも望むようなハイレベルのクラスがない場合も多いです。
新幹線を使えとまでは言いませんが、やはり望むクラスを受講することも踏まえて、交通費はある程度想定しておいた方が良いでしょう。
講師の出身国を確かめましょう!
やっぱりビジネスはアメリカ英語です。
これまでの学生時に受けた英語教育もアメリカ英語が中心なので、皆さんも知らず知らずのうちに、アメリカ英語の発音に慣れてしまっています。
ですが、なぜか本家本元のブリティッシュ英語は聞き取りにくい…。
僕も正直苦手です。仕事で2ヶ月ほどロンドンに駐在していたにも関わらずです。
アメリカ人の講師に、聞くと彼らもイギリス人の英語が聞き取れないことがよくあるそうです。
オーストラリア/ニュージーランド出身講師の発音も、英国に近いですが、ローマ字読みのように発音することがあるので結構独特です。
英会話スクールによっては、準ネイティブ (非英国の欧州、東南アジア、インド出身、たまに日系アメリカ人) の講師もいたりします。
そんな中、聞き取りやすいからといって、アメリカ人講師が多いスクールを選択しようとしている方、
ちょっと待ってください!
僕の経験上は特にグローバル企業の場合に、日本はAPAC (東アジア、東南アジア、インド、オセアニアのユニット) の組織に組み込まれていることが多く、その中で交わされている英語はかなり独特かつ多彩で、アメリカ英語を耳にする機会は少ないです。
ですので、特にインドやオセアニアの発音に慣れておく必要があるので、これを踏まえてスクールを選定してください。
僕も今の会社への転職が決まる前に、実際にAPAC (シンガポール在住の中国系の方) の二次面接をWebで受けた際に、向こうの人が話す英語が独特で聞き取れなくて、せっかく日本での一次面接で高評価だったのに、むなしいかな、英語力が不足しているということで落とされたことがあります・・・。
なので、ビジネスや転職では、いろんな英語の発音に慣れておくということが、非常に大切なんですよ。
できれば、いろんな国の講師がいるスクールを選ぶ方が良いと思います。
受講者がどんな業界の方かを確認しましょう!
僕は今も大阪のスクールに通っています。
大阪には大手の電気機器メーカーや製薬企業の本社や事業所がたくさんあり、そういった会社が海外事業を展開しているため業務上の必要性から、これらの会社の方が多数通われています。
自分としては、そういった方と知識レベルや思想が似通っているので、いろんな情報交換が英語を介してできるため、楽しく継続できています。
なのでカウセリング時に、どんな人が利用しているのか、スタッフに確認してみるのもよいでしょう。
最後に
英会話スクールを決める要素は、人により様々です。
けれど、選ぶうえで検討すべき項目をご自身なりにリスト化しておくことは、「失敗しない」選択のために重要だと思います。
ページにある情報が、皆さんの英会話力向上に向けたチャレンジを後押しする情報になっていれば幸いです。