このブログでわかること
現在の世の中どんな社会人でも英語力の向上が必要となったので、とにかく学習を始めないと生き残れないです。
この記事ではその背景と、どうしたら英語学習を始められ実践に使えるレベルになれるのかを、僕の経験を交えて解説しています。
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今はもはや、大企業やグローバル企業の社員だけ英語力が必要な時代は終わりました。
中小規模の企業だからこそ、海外の個人のお客様へのコミュニケーションが必要になってきたからです。
逆にいえば、今すぐこの時点から英語学習を始めれば、キャリアアップのためのすごいアドバンテージになります。
今なぜ社会人に英語は必要なのか〜そのメリットは何か?
日本企業も海外へ:グローバル化はある日突然やってくる
昨今日本の企業もますます国際的なビジネスを展開しているため、企業の従業員レベルで海外との取引やコミュニケーションが増加しています。
グローバル化の流れは急速であり、英語はビジネスの現場で必要不可欠となっています。
これまでグローバル化というのは、それなりに大規模な企業に叫ばれていた言葉でした。
それは、デフレによって内需や国内消費が落ち込んで、国内では物が売れないので海外で商売をするしか手段がなかったから。
でも今は完全に世の中が反転していて、いかに日本の中で、しかも外国を相手に商売するかがカギとなっています。
これは大企業だけでなく、今や日本国内でしか商売をしてこなかった中小企業であっても、外国を相手にしなくてはならなくなったことを意味します。
グローバル化の理由1:日系企業は、もうインバウンドでしかやっていけない
2023年から2024年にかけて、日本のインバウンド市場は急速に回復しています。
訪日外国人観光客の受け入れが緩和され、日本は再び世界中からの旅行者を迎え入れる準備が必要となってきました。
2024年には訪日外客数が過去最高の3,310万人に達すると予測されており、インバウンド市場はうなぎ上りです。
参考:観光庁「訪日外国人消費動向調査」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/tokei_hakusyo/gaikokujinshohidoko.html
グローバル化の理由2:円安と消費額の影響
現在は円安のため、割安感からより日本のものが売れるようになってきました。
その「もの」とは昔のように日本製の工業製品を意味しません。
サービスやカルチャーそのものになってきています。
サービスやカルチャーを売るのは大企業ではありません。
グローバル化の理由3:今やeコマース (EC) が経済の中心
eコマース(電子商取引:EC)は、日本および世界全体で急速に成長しているため、企業間(B to B) だけでなく、もはや外国の一般の顧客との取引もeコマースがふつうです。
2021年時点で、日本の B to C EC市場規模は約19.3兆円で、前年比0.43%減少ではありますが、物販系分野とサービス系・デジタル系分野の成長が続いています。
スマートフォンを活用したEC利用が増加しており、ネットショッピングを利用する世帯の割合が高まっています。
少し前までは、通信販売といえばジャパネットや千寿会などでしたが、みなさんも感じているようにアマゾンや楽天など数多くのECサービスで、どんなものも気軽に購入できる時代になってしまいました。
Uber Eatsの登場で、飲食業界ですらECです。
日本はEC市場が完全に出遅れているのですが、先行している世界のEC市場でもまだ拡大傾向にあり、2022年には 751.8兆円 にまで成長すると予測されています。
特に中国とアメリカが存在感を示し、越境EC市場も魅力的な成長領域となっています。
参考:総務省「令和5年版 情報通信白書|EC」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei//whitepaper/ja/r05/html/nd247200.html
このように英語でビジネスを行う必要があるのは、もはや大企業や外資系企業だけではないのです。
どんな種類・規模の企業であっても、社会人は突然仕事で英語を使わざるを得ないこと状況になる可能性があります。
そんな状況の中、社員は「英語」を使う準備を始めなければ、やりがいのある仕事を回してもらえないかもしれません。
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社会人のおすすめ英語向上法
収入を上げるために英語が必要になる時代がくる
グローバル化にともない、今後ますます英語が必要となり、英語を使える社会人のニーズが高まっていきます。
海外との交渉やプレゼンテーションで英語を使えることは、収入を上げるための一つの要因となります。
収入が高い人は英語力のレベルが高い
統計的に見ても、英語ができる人は平均的に収入が高い傾向にあります。
調査によって、TOEICスコアが100上がるごとに年収が50万円ずつアップする傾向が示されています。
![](https://naruroom.com/wp-content/uploads/2023/12/image-1.png)
日経転職版 大卒年収調査2022によれば、大学 (以上) 卒業者を対象 (平均 41.6 歳) として TOEIC スコアと年収の関連性を調査した結果、TOEIC スコア 499 以下と、900 以上の人の年収差は、約 200 万円、スコア100上がるごとにおおよそ 50 万円ずつ年収が上っていくことがわかりました。
この調査自体、平均年収 745.8 万円の高収入の集団を対象にしていますが、そんなハイソな集団でもこれぐらいの差が出るのはびっくりです。
このように、英語をマスターすることで、キャリアの幅が広がり、収入アップにつながることが多いです。
社会人がゼロから英語学習を始める具体的な方法
まずは英語へのモチベーションを育てることが重要です。
今回僕や僕の知人が英語学習へのモチベーションを上げることができた方法を紹介します。
英語への興味を育てる
Webで英語のニュース記事を読むことで、語彙力やリーディングスキルを向上させましょう。
英語の映画やドラマを視聴することで、リスニング力を鍛えましょう。
また、特に負けず嫌いの人には、TOEICテストを定期的に受けてみることをすすめします。
順番は逆かもしれませんが、TOEICスコアを上げることを目的にして、英語学習に励みを得る方も多くいます。
実は僕もそうでした。おかげで半年で TOEIC 800 越えを達成しました。
英会話無料体験レッスンを受けてみる
多くの英会話教室やオンライン英会話では、無料の体験レッスンが提供されています。
これまで外国の方と接することがなく躊躇していた人は、無料レッスンを受けてみることで一気にそのハードルが一気に低くなります。
僕も、これで一気に英語学習へのモチベーションが上がりました。
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社会人のおすすめ英語向上法
英語の必要性を感じるため英語を使ったビジネスチャンスを探す
何ごともそうですが、実際必要性が生じて実践しなければ、何も身につきません。
その実践にはどんなことが挙げられるでしょうか?
海外とEメールでやりとりをしてみる
海外の顧客や取引先とEメールでコミュニケーションを取る仕事を探し、請け負ってみましょう。
Eメールの必要性を肌で感じることができます。
返信があったときには「伝わった」といった実感が沸きます。
会社の「グローバルプロジェクト」に参加する
小さなことからでもかまいません。
グローバル化の仕事に加わりましょう。
英語の必要性や今後どれくらいの英語力が必要になるのか肌で感じることができるので、英語学習の良い意味でのプレッシャーになります。
僕が肌で感じる社会人に必要な英語力
自分の経験から言えること
今僕が、「社会人がまず習得しなければならないか?」と聞かれたら、間違いなく「英語によるコミュニケーション」と答えます。
中間管理職でも英語によるコミュニケーションに苦手意識を持っている方が圧倒的に多いです。
僕も研究者でありながら、そんな中の一人でした。
学生の時から英語が不得意で、「海外出張なんて責任を果たせないし、恥をかくだけだから絶対行きたくない!」と本気で思っていました。
入社数年間は英語学習の必要性をわかっていながら、海外留学する時間もお金もないので、通信教育でなんとかしようと思っていました。
当然モチベーションも高くないので、話せるように聞き取れるようにはならず、上達を諦めて英語学習を放棄していました。
でも、ある程度シニアな立場になってくると劣等感が生まれてきて、本気で英語学習・トレーニングを再開することになったのです。
- 外国のベンチャー企業が、自分たちの技術の営業に来たとき、言っていることもほとんど分からない・・・
- 周りには、留学帰りでそこそこ英語を話せる同僚もいて、ちょっと劣等感・・・
- ひと回り以上離れた後輩は、大学での英語教育の環境が整っていて、自分よりずっと英語でコミュニケーションできるし、TOEICスコアもよい・・・
実践した方法は、英会話スクールと自主トレーニングです。
少なくとも今は、普通にストレスなく日常会話やネーティブの相手と英文でビジネスメールのやりとりができるようになりました。
僕はその中で、英会話スクールやオンライン英会話を数多く試した結果、一番効果が高いと感じる「方程式」を見つけたつもりです。
そこで、その経験を皆さんのキャリア形成へ還元するため、それらのエッセンスをこの「なるの部屋」で紹介することにしました。
英語が僕を救ってくれた
実経験として、英語を勉強しておいて本当に良かったです。
流暢には話せないので、エラそうなことは言えないんですが、結果として英語はあらゆるシーンで僕を助けてくれました。
- 当時の部下を上回るTOEICスコアを獲得して、一応面目躍如できた
- 海外の学会や提携先への出張が叶った
- 総務職への異動後に2か月の海外駐在を経験できた
- 海外駐在での実績により昇格できた
- 前職におけるグローバルの実績を職務経歴書や面接でアピールすることができ、外資系企業への転職に成功した
皮肉なものですね。
あんなに苦手だから避けたり諦めていた英語なのに、それが自分を救ってくれるなんて。
ただただ、「もっと早く英語学習を始めておくべきだった」と後悔するばかり・・・
チャンスを逃さないために、あなた自身の英語習得の目的を見つけよう
あなた自身の具体的な目的を明確にしなければ、英語習得は絶対にはかどりません!
「転職、昇格、その他仕事の幅を広げるために必要なんでしょ?」当たり前のように、そう思われていますが、そんな漠然とした理由では本気で取り掛かれないと思います。
僕も、通信教育で成果が上がらなかったときは、その先をあまり見ていませんでした。
具体的な目標、つまり何のために何をどのレベルまで英語力を引き上げるのかを明確にしていないと、そのトレーニングや勉強の方法が定まらないうえに、モチベーションも上がらないので、成果が出にくいです。
そこで次に、
- 仕事の幅を広げるため/高い評価を得るため
- 昇進・昇格を目指すため
- 転職を目指すため
この3つについて、僕が立てた具体的な英語学習の目標・目的とその達成レベルを例として紹介します。
仕事の幅を広げるため/高い評価を得るため
一番最初に説明したとおり、この円安の状況下で英語力が必要となるのは、海外出張や海外赴任が頻繁にある国際的大企業の社員だけに限りません。
海外からに日本にやってくるいろんな方、あるいはインターネットで日本のサイトにアクセスしてくる方への対応が求められる、あらゆる規模の企業の従業員も英語力がアドバンテージになります。
例えば、
- 営業職:日本にやってくるアジアの外国人のほとんどが英語を話すことができるので、欧米人の顧客だけでなく中国、韓国、東南アジアの方にも営業活動ができる
- バックオフィス:海外の顧客の問い合わせ対応や、海外出張、海外の取引先と仕事を任せられる
- 製造:原材料は海外から入手するために、原料の販売元とのやり取りや交渉を任せられる
などのシーンがあります。
これらを無難にこなせば、通常業務のなかで高い評価を得ることができます。
そのためにはブロークンで(多少文法がおかしくても)良いので、一般的なスピーキングやライティングをストレスなく、ほとんど辞書を使うことのなレベルを目指すべきです。
これには、英会話スクールの一般英会話コースでネーティブスピーカーとのコミュニケーションに慣れることと自主トレーニングで自力の向上を目指すことの併行がおすすめです。
\僕が実際に体験して効果を確認/ タイアップ
昇進・昇格を目指すため
昇進・昇格の推薦にTOEICスコアの提示が求められる場合があります。
また、昇格試験自体に英語の試験が含まれていることもあります。
その場合はどんな試験であっても、TOEICのトレーニングを徹底的に行ってください。
今の時代、TOEICスコアであれば 800 以上でないとお話しにならないかもしれれません。
TOEIC テストを運営している一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 ( IiBC ) による 528 社を対象とした調査の結果、TOEIC スコア を要件・参考としている企業は、
- 英語を使用する部署の中途採用が半数以上
- 係長・主任/課長への昇進・昇格で3割
であったことが報告されています。
![](https://naruroom.com/wp-content/uploads/2023/12/image.png)
ですから、転職や昇進・昇格のチャンスを逃さないためには、TOEICテストを受けて高得点を狙う必要があるのです。
また英語の試験に慣れておくことは、昇進・昇格の考査に英語の試験が含まれていても落ち着いて対応できます。
でも昇進・昇格のためには、短期間でスコアを上げる必要があります。
英会話スクールのTOEIC集中コースに通うなど他人任せにするではなく、市販のTOEIC対策の問題集をたくさん買って、「スキマ時間」でではなく、とにかく積極的に時間を作り出して繰り返しすることがおすすめですしてください。
僕は、こうすることで、半年でTOEIC 800 越えを達成しました。
転職を目指すため
転職するなら、求人もキャリアアップのチャンスも外資系企業に多いです。
外資系企業を目指すなら、特にコミュニケーションが可能なレベルに英語力を引き上げておく必要があります。
また、Web会議システムによる採用面接が当たり前になった時代なので、最終面接に近づくにつれグローバルの人事や部長クラスとの面談の機会が出てきます。
こうなると、正しい文法を使うとかボキャブラリを増やすとかではなく、とにかく相手の発する英語の意味を正しく理解する、ある程度文法は無視してでも自己主張できる、相手の質問にすっと答えることができるアドリブ性が必要となります。
多少拙い英語でも、不自然でも、少々文法が間違っていても構わないので、とにかく積極的に、熱意を込めて相手に英語で伝えるコミュニケーション術を学んでいきましょう!
そのためには、リーズナブルなオンライン英会話によりできるだけ数多くのレッスンを受けて、英語でのWebコミュニケーションに極限まで慣れておくことをおすすめします。
\僕が実際に体験して効果を確認/ タイアップ
まとめ
今はもはや、大企業やグローバル企業の社員だけ英語力が必要な時代は終わりました。
中小規模の企業だからこそ、海外の個人のお客様へのコミュニケーションが必要になってきたからです。
逆にいえば、今すぐこの時点から英語学習を始めれば、キャリアアップのためのすごいアドバンテージになります。
僕はあまり後悔はしない性格です。
でも若い頃、英語をおろそかにしていたことだけは唯一後悔しています。
「たられば」は厳禁ですが、もっと早く気づいて取り組んでいれば、もっと良いポジションにたどりつけたはずだと思っています。
皆さん、今すぐお金を惜しまず英語学習に投資すると、そのお金は、チャンスという形で戻ってきます!
拙い英語でもいい、不自然でもいい、文法が間違っていても構わない、とにかく積極的に、熱意を込めて相手に英語で伝えるコミュニケーション術を、今すぐ学び始めましょう!