このブログでわかること
看護師は、医療現場における重要な役割をになう、とても尊い職業です。
ですがその特殊性から、転職には十分な準備が必要です。
この記事では特に、看護師として転職あるいは復職する際の採用面接における重要なポイントや、よくある質問と、それらに対するの回答例や対策を解説しています。
この記事の最後には、具体的な看護師専門の転職エージェントも紹介します。
ぜひ参考にしてください。
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看護師の転職の採用試験面接では人間性が問われる
看護師の転職に際しては、コミュニケーション能力、介護スキル、忍耐力などが重視されます。
その他、看護師の採用面接では、特に倫理観、つまり人間性を計る質問が多くされます。
なぜなら看護師ほど、いわば「人の生命」に直面する職業がないからです。
それを踏まえたうえで、事前に面接準備を進めると良いでしょう。
この記事では、介護士の転職の採用面接においてよく聞かれる質問と具体的な回答方法を紹介します。
これらを面接官が確認したいことを基に分類しました。
質問によっては、方向やアプローチが微妙に異なりますが、実際にはそれぞれ質問で答えるべきことは、結局分類ごとで同じになります。
ですから、いろんな質問に対して、違う解答案を考えたり、覚えたりする必要はありません。
事前に、声を出して練習して、落ち着いて答えるようにしましょう。
面接を受ける前に自分のスタンスを確認しておこう!
面接を受ける前に、こちらのイメージのように、自分が看護師を志すきっかけは何だったのか、そして看護師になってどういったことを体験し、それらがどういった信念を形作っていったのか、そしてその信念に従って何を実践してきたのかを考えておいた方がよいです。
なぜなら、これによって今から説明する採用面接での質問に対して、一貫性を持ってスムーズに回答できるようになるからです。
今まで、そんなことを考えてこなかった方も多いと思います。
しかし、看護師という職業の特殊性から考えて、自分のバックグラウンドをはっきりさせておいて、それに基づいて、一貫性をもって回答できることは、ライバルである他の応募者から大きく抜きんでる、圧倒的なアドバンテージになります。
体験からどのような共通点を見出して、帰納法で信念に結びつけることがポイントです。
帰納法とは複数の事実や事例の共通点を見出し、その共通点から結論を導き出す方法です。
ぜひ、採用面接が決まる前から早めに取り組んでみてください。
よくある看護師の採用試験での面接の質問はこれだ!
これらの質問に対しては、単に Yes / No だけを答えるのではなく、PREP 法※を意識して、
「私は○だ。何故なら⬜︎という経験をしたから、そこで△ということも乗り越えた。だから私は○に自信がある。」
といった論拠で、可能な限り実体験を踏まえて具体的に回答することがポイントです。
※ PREP 法:文章を次の順で構成する方法
Point :要点 (結論や主張)
Reason :理由
Example:具体例 (事例・データ・状況など)
Point:要点 (結論や主張)
自己紹介・看護師としての経歴
- 看護師としてのこれまでの職歴を教えてください。
- 現在の職場での看護師としての役割や貢献について具体的に教えてください。
これらは、採用面接の一番最初に必ず聞かれます。
看護師になって、働いてきた医療機関、担当した診療科、外来か入院か、救急診療か、など時系列に沿って2分間程度で説明してください。
予め説明しようと準備していたトピックを厚めに強調することで、質問の誘導を試みましょう。
転職理由
- なぜ当院に働きたいと思ったのですか?
- なぜ今の病院を退職しようと思ったのですか?
- せっかくそれだけ今の職場で実績を上げられているのに、なぜ当院への転職を希望されるのですか?
もちろん、今の職場に不満があるから転職するのですが、給料とか待遇が悪いから、とネガティブな回答は避けてください。
面接を受ける施設の良いところ、期待できることを徹底的調べて、それとつないでネガティブなことをポジティブに言い換えてください。
例えば、
「私は看護師として〇をしたかったが、これまでそのチャンスがなかった。貴施設では🔲という面があるため、より〇が可能となる環境になると考え、貴施設への転身を希望した。」
「私は自分の△を伸ばして患者さんのために貢献したいと思っていた。それには▲という立場が必要だが、貴施設の🔲という方針がその実現のための最も良いチャンスに結びつくと考えた。」
というふうに、今の職場の不満解消や現状打破を、面接を受ける施設の良いところへの期待に結びつけることができます。
これまでの職場や今の職場の具体的な不満に聞こえないように言い換えることがポイントです。
看護という仕事に対する向き合い方
- 看護師として働くことを希望した理由は何ですか?
- 看護師として働くことを選んだきっかけは何ですか?
- 看護師の仕事において最も大切だと考える要素は何ですか?
- 看護師として働く中で、特にやりがいを感じる瞬間は何ですか?
- 看護師としての価値観や信念を具体的な例を交えて説明してください。
これら質問については、厚めに説明してください。
なぜなら、あなたの看護師としての本質が問われているからです。
ここで、先ほど紹介したイメージ図が役に立ちます。
どういったきっかけで看護師を目指したのか、看護師としてどんな経験があってどんな信念が形作られたのか、それを日々どのように実践しているのかを、率直に系統だてて説明すれば納得感が高まり、あなたが信頼性のある看護師であることを、すっと腹おちするはずです。
これまで経験した困難と工夫
- 緊急・非常時において、冷静な判断と対応が求められる場面での経験を教えてください。
- 看護において倫理的なジレンマに直面した経験がありますか?その際の対応や考え方を教えてください。
この質問も良く聞かれます。
特に看護師の場合の困難は「緊急時」が多いでしょう。
数年も看護師として働いていれば、数回は緊急時に遭遇しているでしょう。
それに対して、あなたが臨機応変に、あるいは工夫して対応した経験を予め用意しておいて、2~3は説明できるように準備しておいてください。
ただ、それがうまくできなかった、という場合は遭遇した困難に対応できなかった悔しさと、次にどうすればよいと考えているのかを語るとよいでしょう。
患者への接し方
- 患者とのコミュニケーションにおいて、工夫したことや気をつけていることは何ですか?
- 患者のニーズに合わせて、個別ケアプランを立てた経験はありますか?
- 患者の治療やケアにおいて、特に気をつけている倫理的な側面は何ですか?
- 患者の安全確保や感染症対策に取り組むための意識や努力はどのようにしていますか?
患者さんは、自分の病気やケガに負い目を感じているもの。
看護師には、それを精神的にもサポートしてあげられる要素が必要です。
これまでに先輩方や医師から教わった、患者さんとのコミュニケーションや安全対策について思い出してください。
小さくても、それを実践したエピソードを添えて、できれば患者さんから感謝されたことを説明すると、納得性が格段に高まります。
医療施設内でのコミュニケーション
- チームでの協力や連携について、具体的な経験を教えてください。
- 看護師として、チームや医療スタッフと円滑なコミュニケーションを取るための工夫は何ですか?
医療こそまさしく、チームで進めるもの。
普段から行っているコミュニケーション (いわゆる報連相の工夫) 方法を説明してください。
思いつかなければ、手本となる先輩を思い起こして、「こうあるべきだ、だからそれに向かって努力し続けている」でもよいと思います。
また転職の場合はある程度経験を積んでいると思いますので、可能な限り「後輩の育成」については、ぜひ説明に盛り込んでください。
それにより、あなたの評価がグンと高まります。
ストレス耐性
- ストレスフルな状況下での対処法やリラックス方法は何ですか?
- 仕事中に感じる負担やストレスを軽減するための工夫はありますか?
- 看護師として働く中でのストレスや負担を軽減するための工夫はありますか?
看護師には、患者さんから、医師から、同僚から、そして医療現場におけるさまざまな状況から、肉体的・精神的なプレッシャーによるストレスがかかるもの。
これを受け止める耐性だけでなく、それを受け流す、いなすために何をしているのかを説明してください。
ある意味、具体的にもっとも答えにくい質問かもしれません。
特に思いつかなければ、仕事が終わって帰ったときに、ゆっくりお風呂につかる、趣味で発散している、友人や家族に相談する、好きな食事をゆっくりとる、などを説明してみてください。
自己啓発への取り組み
- 看護師としてのキャリア目標や成長に向けてどのような取り組みを行っていますか?
- 看護師の業務において、特に力を入れているスキルや能力は何ですか?
- 看護師として、自己啓発や専門的なスキル向上のために参加した研修やセミナーについて教えてください。
医療は日々進歩し、それに追いつくように努力しなけばなりません。
普段そういった情報をどのように入手しているのか、いつどのように勉強しているのかを説明してください。
あるいは、助産師を目指している方なら、それを強く主張しても良いと思います。
もし、全然取り組んでいない、という方は転職には自己研鑽が必須です。
いまからすぐ、何かに取り組んでください。
応募した医療施設への質問
- 最後に、何か当院に質問がありますか?
看護師としてのキャリアに求められるもの
これらの質問は、看護師としての専門性や患者ケアに対する姿勢を理解し、安心・安全な看護を提供できるかを評価するために用いられます。
面接では、具体的な経験や実績、看護に対する情熱や責任感を示すことが重要です。
また、企業や医療施設の特性に合わせて、回答をカスタマイズすることで、より好印象を与えることができます。
そのために、看護師として求められることを、改めて以下にまとめてみます。
患者中心のケア:
看護師は患者の健康と福祉を最優先に考える必要があります。
面接では、患者中心のケアに対する姿勢や経験を強調しましょう。
コミュニケーション能力:
患者とのコミュニケーションや医療スタッフとの連携が看護師の重要な役割です。
面接で良好なコミュニケーション能力をアピールすることが重要です。
チームワーク:
看護師は医療チームの一員として協力して働きます。
チームでの協力や連携能力が求められるため、それに対する経験や意欲を伝えましょう。
ストレス耐性と忍耐力:
医療現場はストレスが多い環境です。
面接では、ストレス耐性と忍耐力があることを示す例を挙げると良いでしょう。
専門知識とスキル:
看護師としての専門知識やスキルが求められます。
面接では、病棟経験や専門的なトレーニングについての経験を強調しましょう。
倫理観と職業意識:
看護師は患者の安全とプライバシーを守る責任があります。
面接で倫理観や職業意識についての姿勢を示すことが重要です。
自己成長と学習意欲:
看護の分野は常に進化しているため、自己成長と学習意欲が重要です。
面接で学ぶ意欲をアピールすると良いでしょう。
看護師としてのキャリア目標:
自分の看護師としてのキャリア目標を明確に示すことで、将来への意欲を伝えることができます。
これらのポイントに注意しつつ、自分の強みや志望動機を伝えることで、面接官に良い印象を与えることができます。
転職のミカタ 看護師専門の転職エージェントの紹介
採用面接の対策として、転職エージェントにサポートを求めることは、非常に有効です。
ですので、ここでいくつか信頼のおける、介護職専門の転職エージェントを紹介します。
これらはすべて、有料職業紹介事業として、厳しい審査のもと厚生労働大臣の許可を受けている転職エージェント・転職サイトです。
(「有料」とありますが、皆さんからお金を取るのではなく、募集している企業から成功報酬として手数料を取る事業であることを指します。ご安心を。)
また、この許可されたエージェンは、職業安定法の令和4年の改正で個人情報の取り扱いについて基準が厳格化したので、プライバシーの面でも信頼できると思います。
以下の情報を掲載するにあたり、僕がすべてのエージェントと転職サイトの運営会社を一つひとつ調べました。
厚生労働省職業安定局の人材サービス総合サイトから正式に認可されている事業であることを確認し、表に許可番号を併記しました。
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看護師を目指したきっかけ、これまでの仕事に対する思いを聞いた上で、今求めている私のやりがい、次の転職先へ求めるものを引き出してもらえた。マッしなさそうな職場へは、このようなところにギャップを感じるだろう、と助言をもらえ、仕事選びをサポートしてもらえた、という実感があった。
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看護師の採用面接まとめ
看護師は、その医療現場における重要な役割から、人間性やコミュニケーション能力、介護スキル、忍耐力などが重視されます。
採用面接でもそれらに関連する質問をされることが多いです。
その質問を分類すると以下の通りになります
- 自己紹介・看護師としての経歴
- 転職理由
- 看護という仕事に対する向き合い方
- これまで経験した困難と工夫
- 患者への接し方
- 医療施設内でのコミュニケーション
- ストレス耐性
- 自己啓発への取り組み
- 応募した医療施設への質問
介護職には、理想的な人間像というものもあります。
それを思い描いて、日々の自己啓発を進めていくことで、これらの面接での質問を無難にクリアしていけると思います。
これらの質問への対策で、内定を勝ち取ってもらえると嬉しいです!