転職

転職の不安(内定率、年収、期間)を当ブログの最新データ分析で解消!

2023年6月5日

著作者:pch.vector/出典:Freepik

このブログでわかること

本ブログでは、内定率や要する期間など転職にまつわる不安を明らかにし、公表データをもとにそれらを解消する方法を提案します。
最新の公表データを分析した結果、転職エージェント転職サイトといった転職サービスを積極的に利用することで、そんな不安の多くが解消される可能性が飛躍的に高まることがわかりました。

やっぱり初めての転職、いろいろ不安・・・

今の会社の給料じゃ生活が苦しいな・・・でも転職はなんだか失敗しそうで怖いな...

今の会社の人間関係、もう嫌だよ・・・
転職して環境リセットしたいけど、また同じことが繰り返されそうで...

そんな気持ちはよくわかります。
以前は僕もそんなふうに考えていたので、まさか自分が実際に転職するなんて思っていませんでした。

転職をしたいと思い始めて、その第一歩を踏み出そうとしても、不安なことがいっぱい。
でも、そんな漠然とした不安で、転職活動を始めないことはもったいなさ過ぎます。

そこで僕は今回、インターネットで網羅的に「転職に関わる不安や悩み」にどんなものがあるかを調査しました。
そして、50以上もの悩みを分類すると、次の7つにまとめられることがわかりました。

実は、ネット上には厚生労働省や調査会社が転職にまつわるいろんな調査結果を公表しています。
今回僕がそれらのデータを分析してみた結果、転職エージェント転職サイトをうまく活用することで多くの不安を解消できる可能性が見えてきました。

転職エージェントや転職サイトとは、こちらのページでも解説していますが、国から認可を得た民間の職業紹介会社のことです。

転職にまつわる7つの不安とその解消方法

なる

それでは、その7つの不安について、データ分析の結果を交えながら説明していきます。

➊ 転職で収入がダウンしたり、待遇が悪くなったりしないかな・・・

公表されているデータを分析した結果、転職エージェント転職サイトなどの転職サービスを受けて慎重に転職先を選べば、年収を下げず、逆にアップさせる可能性が高いと考えられました

今回、2022年中に転職した1,500人を対象とした株式会社マイナビの調査「 転職動向調査2023年版(2022年実績)」と、未就職者を含む56,695人 (うち転職者 2,605人) といった幅広い人を対象として行われたリクルートワークス研究所による調査「 JPSED2022データ集〔全国版〕」の2つのデータを比較してみました。

転職したルート

株式会社マイナビの調査「 転職動向調査2023年版(2022年実績)」のデータより本ブログ管理者が作成

まず、株式会社マイナビの調査「 転職動向調査2023年版(2022年実績)」のよると、こちらのグラフのように、年収が増加した方44.2%が減少した方26.1%を2倍近く大きく上回りました。

この調査対象はグラフで分かるとおり、転職エージェント転職サイトといった、民間の転職サービスを受けて就職した人が半数以上を占めます。

ちなみに、50万円以上の年収が上がった割合が、全体で39.5%、下がった割合は18.6%という結果も公表されています。

転職後の年収調査
転職したルート

株式会社マイナビの調査「 転職動向調査2023年版(2022年実績)」のデータより本ブログ管理者が作成

一方、リクルートワークス研究所 JPSED2022データ集〔全国版〕では、年収が増加した人が34.3%、減少した人が48.1%と、年収が減少した人が増加した人を10%以上も上回結果が出ています。

しかし、こちらの調査は対象が広いため、転職者2,605人のうち転職エージェント転職サイトを利用した人が約30%しか含まれていません。

単純には比較できませんが、増加した人の差1割、減少した人の差3割、転職エージェントや転職サイトを利用した人の差が2割。
やはりこの差は、転職エージェント転職サイトを利用するかしないかの差としか考えられません。
つまり、転職エージェント転職サイト利用すると年収が増加する傾向があると考えられます。

もう一つ根拠を挙げます。
厚生労働省の「第1回 労働市場における雇用仲介の在り方に関する研究会」の「(資料4)労働市場における雇用仲介の現状について」では、転職サービス (民間職業紹介会社) を利用した方がより年収の高い求人がそろっていることが公表されています。

引用元:第1回 「労働市場における雇用仲介の在り方に関する研究会」(資料4)労働市場における雇用仲介の現状について[PDF形式:4.1MB]別ウィンドウで開く

つまり、転職エージェント転職サイトを利用した方が、年収が下がるリスクを心配するよりも、むしろ年収が上がるチャンスが拡がると考えられます。

 

つぎに、転職によって待遇が悪くなったかどうかについて、関連するマイナビの調査結果を見てみましょう。

株式会社マイナビ「転職動向調査2023年版(2022年実績)」より転載

これによれば、転職の結果に年収アップだけでなく、「仕事の内容」や「やりがい」、「待遇」への満足度が上がった人の割合が総じて高いことがわかります。

先にも述べた通り、マイナビの調査の半数以上が、転職エージェント転職サイトを利用して転職を成功させています。

つまり、これらの職場環境や待遇の向上もこう言った転職サービスのおかげだとも考えられえます。

転職を検討する際は、ぜひ転職エージェント転職サイトをうまく利用してみてください。

転職サイトの情報はこちら

転職エージェントの情報はこちら

➋ 転職しても、希望する仕事にちゃんと就けるのかな・・・

データを分析してみると、慎重に転職先さえ選べば、希望しない仕事に就いてしまうといった心配は不要だと思います。

株式会社マイナビ「転職動向調査2023年版(2022年実績)」によれば、転職者1,500人のうち、希望する業種に転職した人の割合が 77.5%、希望の職種に転職した人の割合が 85.3% と、転職で希望に沿った就職を実現した人の割合が非常に高いです。

他の調査結果として、厚生労働省 「令和2年転職者実態調査の概況」でも、現在の勤め先での仕事内容 (職種) について、「満足 (満足+やや満足) 」と回答した人の割合が 69.2% と、こちらも高い割合でした。
ちなみに不満足の割合がわずか 8.7% なので、実はほとんどの方は希望していなかった仕事には就いていません。

こちらの厚労省の調査対象の転職ルートもマイナビの調査同様に、転職エージェント 14.8%、転職サイトや求人情報誌 39.4% と、民間の転職サービスを使った人の割合が高いです。

つまり、自力やコネクションを使って内情も知らず、何も保証がない状態で就職するのではなく、あなたと企業の間に入って直接交渉する転職エージェント」を介してその企業の情報を客観的に正しく入手するか、信頼のおける「転職サイト」を介して企業側の都合に偏ることなく偽りのない正しい情報を入手することで希望しない仕事に就いてしまうという悲劇が避けられると考えられます。

➌ 今まで積み上げてきたキャリアが無駄になりそう・・・

今まで積み上げてきたキャリアを無駄にしたくない。
今から新しい職種にチャレンジする自信がない。

そんな思いは、転職を志す人の共通の不安だと思います。

でもそれは、応募する企業を選ぶ際に、どこに線引きをするかによります。
いかに、あなたのキャリアを活かすことができると判断できる企業だけに応募するか、にかかっています。

株式会社マイナビ「転職動向調査2023年版(2022年実績)」によれば、転職者1,500人のうち前職と同じ業種に就いた人の割合は 52.9%同じ職種についた人の割合は 64.4% でした。

つまり半数以上は、前と同様の仕事に就いているということになります。
多くのみなさんが、ご自身の実績を糧に転職先を決めていることが感じ取れます。

一方、同じ業種についた人よりもその同じ職種に就いた人の方が 10% 多い。
いったい、これが何を意味するのか・・・?

僕は、結局のところ転職した人は、同じ業界を渡り歩くよりも、自分の職責としての専門性つまり「キャリア」を第一に考え、企業というよりも「自分の力を発揮できる環境を選ぶ傾向が高い」と解釈しています。
逆に言えば、そこを意識さえすれば、かなりの確率であなたのキャリアを十分に活かせる転職ができるということだと思います。

転職エージェントを利用すれば、そんな心配は不要です。
あなたのキャリアをしっかり把握したうえで、ある程度採用の見込める企業を選んで紹介してくれます。

そもそも企業側も職務経歴書 (CV) を見て、あなたのキャリアがオープンしているポジションにマッチするのかを鑑みて、面接をセッティングするかどうかを決めます。
表に出いない、誰も知らない、あなたの潜在能力 (ポテンシャル) なんて見ません(笑)。

キャリアに関連しない職種に就くことは、逆に難易度が高いといえます。

➍ 5年後〜10年後のキャリアアップが実現できるのかな・・・

転職エージェントを介して、あるいは採用面接の最後に企業に関する質問として、その企業にどんな人材育成のシステムがあるのか、具体的に確認してみましょう。
特に面接の中で、これを質問することは、あなたが成長志向の高い人材だと評価されることにつながり、よりよい影響があると思います。

「ジョブホッパー」と呼ばれるような、自身の年収やステータスを釣り上げていくことを主たる目的に転職を繰り返す人たちにとっては、そんなことは関係ないのかもしれません。
でも通常は、転職先が自分の理想と重なりると同時に、長く働きたいと考えているはずです。

しかし残念ながら、企業における人材育成の方針は、転職サイトや企業サイトの募集要件ではなかなか表には出てこない情報です。

もしその企業の5~10年後のキャリアアップが気になるなら、転職先が人材育成についてどのような方針を持っているのかは、仲介している転職エージェントにも確認してみましょう

もしもう少し確度をもって、キャリアアップの見込みを知りたいのなら、あなたが応募を検討している企業の離職率を調べてみるのもよいでしょう。

しかし通常は「企業四季報」でも公表されていない情報です。
求人情報の紹介をしてくれた転職エージェントを通じて離職率を確認してみてください。
(なかなかエージェントでも聞きづらいかもしれませんが、ダメモトで。)

また、外資系企業などの情報が抜けていたり情報量が限られていたりするのですが、東洋経済Online 「離職する人が少ない大企業」100社ランキングも参考にしてみてください。

➎ 転職先の、人間関係、社風、労働環境に馴染むことができるかな・・・

こちらは、まず採用面接に進んだ時に、直接面接担当者に質問してみると良いでしょう。

また気になってもっと先に知りたいなら、OpenWork転職会議【PR】などの「口コミサイトに登録してみても良いと思います。
(口コミサイトは基本的に不平不満を投稿するケースが圧倒的に多いため、僕はバイアスがかかっている可能性が高いことを前提に参考にしています。)

ただし、転職者に対する調査結果をみてみると、そんな心配はしなくても良いと思います。

先にも紹介した株式会社マイナビ「転職動向調査2023年版(2022年実績)」によれば、実際に転職した人1,500人のうち「人間関係」、「会社の理念や経営方針に対する満足度」、「自分に合った仕事ができる」といった項目に対して「良くなった」と答えた人の割合が、「悪くなった」の割合を大きく上回っています。

良くなった変わらない悪くなった
人間関係42.3%46.5%11.2%
会社の理念や経営方針に対する満足度32.1%32.1%10.5%
自分に合った仕事ができる44.7%43.2%12.1%
株式会社マイナビの調査「 転職動向調査2023年版(2022年実績)」のデータより本ブログ管理者が作成

また別の調査として厚生労働省 「令和2年転職者実態調査の概況」でも、転職した会社の「人間関係」や「職場環境」に「満足している」と答えた人の割合が「不満足」を大きく上回っています。

満足どちらでもない不満足
人間関係59.7%25.3%14.2%
職場環境59.6%28.3%11.3%
厚生労働省 「令和2年転職者実態調査の概況」のデータより本ブログ管理者が作成

当然なにも考えずに就職を決めてしまったした場合には、必ずしも環境が良くなるとは限りません。
しかし、どちらの調査も民間の転職サービスを利用して、転職先の情報を入手し、慎重に選んだ人が多い集団での調査結果です。

ですから、転職エージェント転職サイトを活用することで、自分に合った職場環境を獲得しやすいと考えられます

➏ はたして、自分が違う会社で通用するのかな・・・

転職が初めての人、望んだ仕事に就くことができなかった人が、転職活動にちゅうちょする最大の原因かもしれません。

僕は、そのちゅうちょが自分の実力を客観視しようと思っている良い証拠だとは思います。

でもこれは、普段から「リスキング」や「自己啓発」に取り組むことで、今からでもカバーできることです

株式会社マイナビ 「転職動向調査2023年版(2022年実績)」によれば、転職者1,500人のうち、自身のキャリア経験の市場価値が高い/比較的高いと回答した人の割合が 45.4% よりも、リスキリングを転職に活かした人の割合の方が 65.5% 高くなっています。

つまり、その差およそ 20% の方が実際に転職のためのリスキングが必要だったといえます。

ご自身のスキルや知識、そして経験に自信があったとしてもおごらず、リスキングや事項啓発で自分の能力を向上させる努力を怠らないことが、希望の転職を実現するためのカギとなります。

➐ そもそも、転職できない、失敗しそう・・・

転職を志して、一発で望む仕事に就けることなど、ほとんどあり得ません。
いくつもの企業への応募にトライして、回数と時間をかけることが必須ですので、根気が必要です。

株式会社マイナビ 「転職動向調査2023年版(2022年実績)」によれば、そのことが明らかです。

転職の面接獲得率と内定率

株式会社マイナビの調査「 転職動向調査2023年版(2022年実績)」のデータより本ブログ管理者が作成

転職者が、転職を考え出して情報閲覧した企業の数は、平均で 33.8 にも及びます。

一方その中で、実際に応募した企業の数は平均 8.6 に絞られ、さらに面接のチャンスが得られた数がさらに 平均 3.5 までに減少します。

内定率を、「(内定を獲得した数)/(応募した求人の数)」とすると 17% で、もともとそんな高くはないことがわかります。

僕も、閲覧した会社の数を正確に計測していませんが、転職するまでに 転職エージェントから 30 社は紹介を受けたと思います。

そのうち応募したのがたぶん20社ぐらい、面接を受けることができたのが、約半数の10社ぐらい、内定は2社からいただきました。

ただ、僕の場合は管理職を探していたので、みなさんと少し状況が異なるかもしれません。

このように、希望の転職を果たすには、かなりの数をこなす必要があります。

一方、転職活動を始めてから内定までに要した期間は,、人によってマチマチで、1ヵ月~半年かかった人を合わせると、66.9% でした。

僕が転職活動を本格的に始めたのがちょうどコロナ禍が始まる直前でしたので、結局内定を2件もらうまでにおよそ2年かかってしまいました。

懇意にしている転職エージェントに訪ねても、感触として1~2年かかる人が多い、とのことです。

株式会社マイナビの調査「 転職動向調査2023年版(2022年実績)」のデータより本ブログ管理者が作成

以上より、やはり転職を実現するには、数をこなすこと、時間がかかってしまうことを織り込んで、根気強く取り組むことが必要といえます。

転職の不安・悩みのまとめ

以上転職活動に際しての7つの不安について、公表データをもって解説してきました。

データをみると、転職サイト転職エージェント、特に転職エージェント担当者とよく相談しながら転職活動を進めることで、これらの悩みが解消される可能性が高いです。

転職先のキャリアアップの可能性や社内風土については、面接時の質問でその会社の人材育成の制度や方針について確認してみましょう。
もちろん、リスキリングや自己啓発といった自助努力が必要です。

そして、「転職ができないかも」という不安については、何回も不採用を繰り返し時間をかければ、多くの方が希望通りの転職を実現していますので、心配し過ぎなくとも良いと思います。
そもそも転職には、努力と根気が必要です。

いずれにしても、転職エージェント転職サイトから、正しい情報を得て、適切なサポートを受けながら活動を進めることが、成功の近道です。
しかも、転職エージェント転職サイトの利用は「無料」で、リスクはほとんどありません

まだ、転職を少しでも考えているのなら、早いに越したことはありません。
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    なる

    キャリア形成ブロガー|綿密な取材と自身の転職経験と実績に基づき、転職・昇格に関する有益情報を発信| マネジャーとして多くの若手社員を指導・育成|心の病を乗り越えてハイエンド転職を実現|転職で年収アップ 100 万円以上を達成|現在外資系企業マネジャー|関西在住|これからも皆さんの社会人生活が少しでも豊かになるように情報発信していきます!

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