人事評価が低いから頑張らない・落ち込む社員のためのキャリア出口戦略

今辛いかもしれません。もし今の会社が、あなたに正当な評価を与えていないことがわかったら、前向きに転職を含む次のキャリア選択を真剣に考えてください。
会社から評価されない人の転職活動は決して逃げの行為ではありません！
自分を求めてくれる環境の探求です。

転職は若い方が断然有利。
ただ、あなたのこれからの人生で、一番若いのは今！

一番のチャンスである今動かなければ、必ず後悔します。

だからこそ、いい加減な気持ちや保険的な感覚で転職エージェントに登録するのではなく、積極的に自分の状態に合う適切なエージェントを選ぶことが、大きな成功要因です。

記事の最後に、これら厳選の転職サービスの詳細と、なぜ僕がおすすめするのか、その本質を説明していきます。

正当に評価されなくていいんですか？

自分への扱いに納得がいかないなら、自ら状況を分析し「行動」に移さなければ、状況はもっと悪くなっていきます。
なぜなら、会社は多くの人の意思により動かされる組織体なので、突然方向転換して評価方法があなたに有利になることは、決してないからです。

その「行動」というのは
　・会社に評価されるように自分が変わる
　・自分が評価される環境にする・移る
ことです。

僕も真っ当な評価が得られず苦しんできた

決して自慢ではないのですが、前の会社で僕はボーナスの業績の査定はいつも上位20％以内に入っていました。

でも、いくら目に見える成果をあげても、昇給時の評価はいつも平均。
それどころか、年齢が上がるたびに昇給幅が平均を下回り始め、昇格(職務グレード)も上がらなかったり、業績の低い同僚が先に昇進してしまったり。

訳がわからず、不満ばかりが募っていきました。

ところが、転職活動を始めてみて自分の市場価値が明らかになり、社内で正当に評価されていないことがはっきりしたんです。

だからこの記事で、正当に評価されていない方が、自分の置かれている状況を正確に把握し、正しくキャリア選択するための出口戦略を提案することにしたんです。

正当に人事評価されていないパターン

最初の分析は、ここから始めてみましょう。
あなたが人事評価が低いと感じるのは、次のどちらでしょうか？

業務成績は良いけれど、昇給やボーナスに反映されない

相対的 (他の社員との比較) な評価は高いけれど、会社側が業績を言い訳にして、全体の評価を下げたり評価を中心化したりすることがありませんか？

実績や人事評価が良いけれど、昇進・昇格に繋がらない

本来は昇進・昇格してもおかしくない、マネジメント能力に長けた人が、まっとうに評価されず、あるいは評価されていても会社なりの都合や理由で、日の目を浴びていないことがありませんか？
その理不尽な会社都合や理由は、この後解説していきます。

後者の場合は、こちら👇の記事も参考にしてみてくださいね。

世の中にはどんな人事評価システムがあるの？

人事評価システムに組織行動科学の考え方を導入している会社は、形や運用方法が少々違いますが、以下のような仕組みを取り入れているはずです。　
これらは単独ではなく、複数を組み合わせて進められることが多いです。

MBO (目標管理制度)

“Management By Objectives” を略したものです。
社員が上司と相談しながら自ら目標を設定し、評価の期中や期末に達成度や進捗をもとに評価される手法です。

自ら立てた目標を自分でチェックして、自立的に業務を遂行する力を身につけます。
目標に対して自分自身が思う達成度と、評価者である上司からの業績評価を、お互いに納得のいく形で擦り合わせることができます。

ただ、ここで設定する目標の粒度は、会社によって大きく違います。

OKR (目標と主要な結果)

“Objectives and Key Results” の略です。
やり方は多様ですが、会社や組織のある大きな目標を実現するために、各社員の役割に応じて分解した仕事を割り当てて、その達成指標を管理する仕組みです。

1 on 1 ミーティング

上司と部下の１対１の面談のことで、業務の進捗を共有したり上司から業務上の具体的なアドバイスをしたりします。
他の同僚がいない環境なので、他にはあまり知られたくない相談、プライベートの相談などもできるので、上司と部下の関係性を深めることができます。

こんなときは人事評価システムが機能していない！

MBO、OKR、1 on 1 があったとしても、こんな状態が目にみえるなら人事評価システムとして機能していません。
ホント「はりぼて」状態です。

フィードバックがない

上司から、進捗や成果に対する評価について、「よくやってるね」「頑張ったね」としか言わない場合、何処、何が良よかった／悪かったのかを具体的に示せないなら、まともに「評価」していません。

どうすれば伸ばせるのか助言がない・約束しない

良かった場合もあまり芳しくない結果であっても、上司から次にどうしたら良いのか具体的な「アドバイス」がない場合、そして上司がそのためにどのようなサポートを与えるのか、達成した時に何を与えるのか「約束」しない場合も、システムが正しく運用されていません。

人事評価のためではなく「人材育成のツール」と言い訳する

そんな都合の良い言い訳しか出てこないなら、そんな無駄な評価システムはやめた方が良いです。
何のために従業員が、そんなシステムの入力に時間をかける必要があるんでしょうか？

もし人材育成のツールなら、これを永続的にどのように使っているかを説明できるはずですよね！？
その記録を会社で保存管理し有効活用していないのなら、やりっぱなしで見直すことがないのなら、「人材育成ツール」という言い訳すらも嘘であることが確定です。

会社の原因がある場合の見極め

自分が正当に評価されていないと感じるとき、次のようなことが見え隠れするなら、明らかに会社が原因、つまり正当な人事制度が構築されていません。

言い訳「あるある」

上司に評価に納得していないことを伝えて、こんな言い訳を切り返されたら、そのシステムはアウトです。
　「営業だと数値で評価できるけれど、間接部門は評価が難しい」
　「自分は高く評価したいけれど、最終的に上の調整が入るから」

評価項目そのものがあいまい

漠然としすぎて、そもそも数値化なんて無理っていう評価項目しかない･･･
少なくとも僕の前職の評価項目はドンピシャ、曖昧で何のこっちゃか、どう評価されるのか全くわかりませんでした。

評価エラーが多い

評価エラーとは、個人的な感情や心理的作用、個別の外的な要因が、人事評価に間違った影響を与えてしまうことです。
次に代表的な評価エラーを６つ紹介しますね。

ハロー効果

たった一つの目立った成果や特徴に引きずられ、そのほかの行動がマスクされて偏った評価を与えてしまうことです。
例えば、実際は大した成果をあげていないのに、会議だけで目立つ発言をしている人を高く評価してしてしまうようなことです。

寛大化傾向

「嫌われたくない」「相手に良く思われたい」「モチベーションを下げたくない」という心理から、評価を全体的に甘くしてしまうことです。

厳格化傾向

逆に、能力が高い評価者が教育熱心で厳格になりすぎて、評価を全体的に厳しくしてしまうことです。
社長が若い頃に優秀すぎると、会社全体でこの傾向に陥ります。

中心化傾向

寛大化傾向と似ていますが、差を広げてしまうことで、社員のモチベーションを下げてしまうことを恐れ、評価が全体的に中間値に偏る傾向を指します。

論理的誤差

ある能力に優れている/劣っている、成果を出している/出していない人に対して、別の関連する評価項目で大した証拠がないのに、憶測で同じような評価を与えてしまうことです。

対比誤差

部下の行動や成果を事実ベースで評価すべきところを、上司の昔と比較して評価することで、主観的な価値判断になってしまうことです。

会社の業績がまじ悪い

粗利が極端にわるかったり、会社全体に異常な (そもそも無理な) 経費削減が強いられていたり、それにより中途採用が凍結してたりする会社は、社員にまともな評価を与えることができません。

いまだに評価が学歴に左右されている

学生時、特に高校の時にさほど努力していなかった自分が悪いんですが(笑)、地方 (関西圏) の私大出身者の僕よりも、成果や社会人としての能力に劣る国公立大(特に帝大系)か早慶大出身の同期や後輩が先に昇進していくのを目の当たりにしてきました。

新卒採用においても学歴差別が顕著な日本。
まだ改善されていない会社は少なくありません。

上司の「好み」で高評価する人が決まっている。

上司の「好み」が組織のためにではなく「自分のために働いてくれるか？」あるいは「自分の言うことを聞いてくれる都合の良い人材か？」が評価基準になることもしばしば。

本当に自分に非がないのか？

それでも、その不当な評価は、自分の思い込みではないのでしょうか？
自分に非があれば、そもそもそれを改めないと、どんな職場、会社に移ったとしても同じことが繰り返されます。
以下に該当しないか、胸に手を当てて振り返ってみてください。

コミュニケーション不足

普段から周囲とコミュニケーションをとって色々吸収したり、職場の情報を集めることを怠っていないですか？

チームワークの欠如

周囲へあるいはチームへ貢献しようと考えて行動していますか？
会社では、組織貢献度が優先的に評価されるし、それは間違っていません。

会社への忠誠心（ロイヤリティ）がない

自分の会社の方針に共感していますか？正しいことを行う会社だと信じていますか？
何より自分の会社が好きでしょうか？
好きではない人から好かれないように、会社も忠誠心のない社員を大切にすることはありません。

業務の適性がない

職務を遂行するために必要な資格やスキルは十分ですか？
少なくとも資格やスキルを獲得しようと勉強していますか？

社会人としての基礎ができていない

学生のときから思考が完全に変わっていますか？
社会のプロなら、自分だけ良いならOKという考えは間違いです。

組織貢献度が高い人だけが高い評価を得て、相応の待遇を手に入れるのが原則です。

実は期待される成果ではない

会社が求めている仕事をして、成果をあげていますか？望んでいない成果ではないですか？
そこがズレていたら、そもそも評価に値しません。

正当な評価を受けたいなら転職も視野に

正当な評価を受けられるように会社の環境を変えるのは、社長でもない限り不可能です。
今回お話ししてきたことを検討して、やっぱり会社の環境が自分に合っていないことがわかれば、やっぱり転職を第一に考えるべきです。

転職したからといって、必ず良い環境が見つかるとは限りません。
それでも転職活動をしてみなければ、本当の自分の価値はわからないものです。
僕も、転職活動をしてみて初めて自分の市場価値や、適性な給与水準を知りました。

その転職の成功の鍵は、自分の置かれた状況に適した転職サービス (エージェントなど) を見つけることです。

複数の転職サービスに登録して、自分に合うところに絞っていくのが基本中の基本ですが、その中でも絶対におさえておくべきものをケース別に紹介しますね。

今があなたの人生の中で一番若いんです。

いちばん若いときから行動することが転職の最も有効なコツです。

まずは、誰もが登録 MUST！オールラウンドの「リクルートエージェント」

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リクルートエージェントは、最大手だけあり、求人数は当然本邦 No.1 。歴史が最も古く認知度も高い。

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マネジャークラスの転職なら一択「JACリクルートメント」

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とにかく毎日情報を得たいなら、スカウトに出会える「ビズリーチ」

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ビズリーチは、年収500万円以上の求職者のみが登録できる国内最大手でハイクラス向けのスカウト型転職サービスです。
ご存知のようにTVコマーシャルで一気にその知名度を上げました。

登録した条件に合う求人情報がオープンになった際に、メールやアプリで通知されこれに直接応募できるほか、「ヘッドハンター」と呼んでいる企業の採用担当や転職エージェントからスカウトのお知らせが届き、直接やりとりをすることができます。

無料プランと有料プランがあり、無料プランでは「プラチナスカウト」への閲覧・返信が可能で、特定の求人のみに応募が可能です。

有料プラン「プレミアムステージ」なら（30日間コース 税込 5,478 円）全てのスカウトの閲覧・返信、求人の閲覧・応募がすべて可能です。
「プレミアムステージ」には一週間の無料体験が用意されています。
その間に利用しまくって、集中的に色々試してみましょう。

ただ TV コマーシャルの影響で、求人数に対して登録者数の方が多い現象が起こっていて、有効な求人を探すことができるのかは少々疑問です。

ただし、様々なエージェントがここでスカウトとして介入しているので、単一のサービスよりも多くの情報が得られる可能性があります。。

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大手で感触を掴んだら特化型転職サービスへ登録

大手転職サービスを使ってみて心のハードルが下がったら、自分の希望や特性、専門性に合うサービスに複数登録しましょう。

大手ではないけれども、求職者の世代やニーズに合わせた特化型の転職サービスもあります。

規模が小さいですが、一人ひとりの希望やスキルに適したサービスが受けれられます。

実際には、こういった中小規模のエージェントから紹介された企業に採用されることが多いです。

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まとめ

会社からまともに評価されていないと感じていませんか？

自分の思い込みでないかをもう一度振り返り、自分の能力や言動が原因ではないことを確かめてください。
そして、会社の自分への態度を思い出して、会社の人事評価システムが機能していないことが疑われるなら、今ここで転職活動を始めてください。

転職活動は、他の企業と比較することや実際の求人を見ることで、自分の市場価値を確かめる非常に有効な手段です。
自分の価値さえ正確に把握できれば、今の職場にいるのが妥当なのかはっきりします。
あとは自信を持って行動に移すだけ。

かといって、すぐ今の会社を辞めるのはおすすめしません。
というか、心身に被害を受けるような状態でなければ、就職先が決まるまでキープしてください。
自らの社会的、経済的保全のために、キャリアに穴を開けないために我慢すべきです。

このブログではあなたが、まっとうな評価を受けることができる職場環境が得られるように情報発信しています。

もし、他にもお困りごとがあったら、ぜひフッターの問い合わせ先に連絡くださいね。