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ベテランでも転職をあきらめないで!
政府が進める70歳までの雇用確保の要請から、多くの人事制度や賃金体系が見直され、ベテラン社員にしわ寄せが・・・。
給与が上がらないどころか、どんどん下がっていく、なんてことが多い多いのではないでしょうか?
また、まだ大企業の5割以上が役職定年制を採用しているため、55歳~57歳で管理職を下ろされ、まだまだ現役で活躍できるのに職責が下がりも給与も激減する。
多くのベテラン社員は、そんなふうに近い将来に不安を抱えていると思います。
あとは転職でなんとか、今の給与をキープできないか?と考えている方も少なくないはず。
でも、「転職は35歳まで」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
僕もそんなことを聞いたことがあり、転職なんてできないと思っていました。
しかし、そんなことはありません。
やり方次第で転職は十分可能です。
だって、実例がここにいます。
僕は50歳を超えてから転職できたのです。
その方法は、転職エージェントと良い関係を作り、最大のサポートを得られたことに尽きます。
僕も最初は半信半疑でした。「自分がこんな年に転職なんてできるのか?」
でも自信は後で付いてくるもの。
まずは始めましょう。転職活動。
ベテランの転職活動は、やはり「転職エージェント」を利用した方が良い
「転職サイト」は、登録することで非公開案件を含めた求人情報を自身で検索することができ、気になる求人に自ら応募し、面接をセッテティングできるといった民間のサービスです。
応募者にとって非常に自由度が高いのが特徴です。
一方、「転職エージェント」は、コンサルタント (エージェントによってさまざまな呼び方があります) が応募者ごと、あるいは会社ごとに、相談やサポートを提供し、応募の手続きを代行したり、面接をセッティングし、内々定後はあなたに代わって給与や労働条件の交渉をする、民間の職業紹介業者です。
ただ、ベテランの場合は時間に自由がきかないことが多く、将来的にキャリアを大きく変えることも難しいことから、転職エージェントで自信で自由に転職活動を進めるよりも、コンサルタントからサポートを受けることも含め転職エージェントの方が向いていると言えます。
また転職サイトの場合は、ニーズの高い若い人向けの求人がほとんどなので、そこからベテラン向けの案件を探し出すのが至難の業であることもその理由です。
相性の良い転職エージェントと出会えば、あなたのこれまでの経験に合致するニーズがどの業界にあるのか、どれぐらいの給与水準をターゲットにすれば優良な企業からの求人を見つけてこられるのか、そういったノウハウを駆使してあなたに適切な求人情報を提供してくれます。
なぜ無料で、適職を見つけるために、あなたをこれだけ手厚くサポートしてくれるのか?
それは、転職エージェントには就職した人の想定年収の 35% 前後を企業から報酬として得るモチベーションがあるため、Win-Winの関係にあるからです。
ただし持っている求人情報や得意とする業界が異なるため、ベテランだけにあなたと合わない転職エージェントがあり要注意です。
そこで、僕の取材や実際に利用した経験から、ベテラン向けのハイクラス転職エージェントをいくつか紹介します。
おすすめ!ベテランのハイクラス転職に強いエージェント
決め打ちで転職エージェントを選んでも、合わないまま時間が過ぎるので合理的ではないです。
なぜなら、ベテランには若手ほど時間が残されていないからです。
ですので、こちらにある転職エージェントに、出来るだけ早く少なくとも3つは登録して、走りながらあなたに合う転職エージェントを絞り込んでいく方法を強くお勧めします。
タイアップ
注目すべきポイント
■ 外資系転職専門の転職エージェント
■ APAC地域において多国籍企業と国際的な視点を持つグローバルな人材をつなぐ、日本でトップクラスの人材紹介会社
■ 『トータル・タレント・エンゲージメント』という新しいアプローチで、求職者の長期的なキャリアの構築を目指す
■ 勤務地は、東京、大阪、名古屋
【なるの取材コメント/利用経験】
● 大手「エン」グループのグローバル企業に特化したエージェントだけに、すべてがハイクラス案件です。
● 求職者の対象はエキスパートもしくはマネジャークラス以上なので、現職での実績にハードルがあります。
● 高い語学レベル (ビジネス英語以上) が求められるが、場合によっては日常会話レベルでOKの場合もあります。
● 現職での実績と英語力に自信があれば、若い人でも50歳以上の方でもハイクラスの好条件の求人が期待できます。
タイアップ
JACリクルートメント
【厚生労働大臣許可番号】
13-ユ-010227
注目すべきポイント
■ 管理・専門職、ミドル・ハイクラス向けの高年収層に特化した転職エージェント
■ 設立から35年の長い歴史と多くの実績
■ 非公開求人が約 50% を占め、他のエージェントでは紹介できない、日本初進出の新興外資系企業にも強い
■ 業界に精通した約 550 名のプロのコンサルタントが質の高いサポートを提供
■ 拠点:東京、北関東(群馬/栃木/茨城/埼玉)、横浜、甲信越(山梨/長野)、名古屋、静岡、大阪、京都、神戸、中国(広島/岡山)
【なるの取材コメント/利用経験】
● ハイクラス特化のエージェントとしては、国内最大規模。
● 僕の知り合いも、本エージェントで新しい外資系企業でハイクラス転職を実現し、諸事情により入社までに至りませんでしたが僕もここを利用して、内々定をもらった経験があります。
● キャリアアドバイザーを検索して指名できるため、自分に合ったキャリアアドバイザーを探すことができます。
● かなり丁寧に接してくれて、僕の応募状況をチーム密に情報共有しているため、コミュニケーションが非常にスムーズで、案件の紹介も非常に的確でした。
● 地方都市からも、首都圏のハイクラス案件に相談・応募可能です。
タイアップ
注目すべきポイント
■ 世界39の国と地域に4,700以上の拠点を持つ、世界最大の転職エージェント
■ 年収1000〜2000万円のハイクラス層を中心とした転職支援サービス
■ IT業界(ITエンジニア、ITセールス、ITコンサルタント、デジタルマーケターなど)やライフサイエンス業界(製薬、医療機器など)の転職で国内トップクラスの実績
■ 各業界に特化した経験豊富なコンサルタントが専属対応
■ 取り扱い社数は10,000社以上
【なるの取材コメント/利用経験】
● 全国に拠点があり東京だけでなく地域のハイクラス案件探すことができます。
● 逆に地域から東京のハイクラス案件にもリーチすることも可能。
● 80%が非公開く求人のため、極秘で転職活動を進められます。
● 完全にハイクラスに特化しているので、管理職の転職希望者にお勧めです。
タイアップ
注目すべきポイント
■ 外資系・日系グローバル企業に強い転職エージェント
■ 広範囲にわたる専門分野 (製造業、IT、金融、ヘルスケア、自動車、化学、消費財、 コンサルティング、電気・電子、ファッション・アパレル、資源・エネルギー、保険、物流など)
■ 正社員・派遣・契約社員の転職を経験豊富な業界専門コンサルタントがチーム体制でサポート
■ 転職サポートの満足度は93% (自社調査)
■ コンサルタントは全員バイリンガルで、外資系ならではのスピード感をもって選考を進めることが可能
【なるの取材コメント/利用経験】
● 英国を発祥とするグローバル転職エージェントということもあり、 グローバル企業の求人案件が中心です。
● 英語を活かして、ハイエンド転職を目指すなら、登録が必須だと思います。
● グローバル機能へのポジションの場合には、高い英語力が求められることに注意です。
● 逆に言えば、業界での経験が長く、英語を活用できる方なら大幅な年収・待遇向上が期待できます。
タイアップ
注目すべきポイント
■ 首都圏のハイエンド転職に強い
■ 「職業紹介優良事業者」として厚労省が認定〔認定番号: 1802009 (03)〕
■ 対面や電話によるキャリアコンサルティング
■ ジョブマーケットの最新の動向、各企業の求人状況など、最新の情報を提供
■ 経験やスキル、希望を伺った上で、マッチする最適なポジションを紹介
■ 職務経歴書の確認と、わかりやすく魅力的な職務経歴書を書くためのアドバイス
■ 企業のカルチャーや面接官の特徴を踏まえた上での面接アドバイス
【なるの取材コメント/利用経験】
● 「職業紹介優良事業者」はかなり厳しい審査を通過して獲得できる数少ない認定だけに、かなり安心してサービスを受けられると思います。
● 比較的新興のエージェントですが、勢いがありかなりおすすめです。
● ホームページで公表されているクライアント企業は東証プライム情報、あるいはグローバルな有名優良企業が多く、多くの企業から信頼を得ていることがうかがえます。
タイアップ
注目すべきポイント
■ 関西・福岡・名古屋を拠点とする「ハイクラス」転職エージェント
■ 外資系、IT企業への転職実績が豊富
■ 過去5,000人以上のコンサルタントの転職を大手ファーム中心にサポートしてきた実績
■ BIG4やアクセンチュア、アビームといった外資系総合ファームからの信頼が高い
■ 非公開求人や関西・福岡・名古屋の拠点立ち上げポジションを依頼されるケースも多い
■ 現役コンサルタント(大手ファーム在籍)の転職支援数、全エージェントでNo.1という実績広範囲にわたる専門分野 (製造業、IT、金融、ヘルスケア、自動車、化学、消費財、 コンサルティング、電気・電子、ファッション・アパレル、資源・エネルギー、保険、物流など)
■ アクセンチュアなど企業毎の面接・選考対策を受けることが可能
■ コンサルティングファームとの繋がりが強いため、候補者を直接採用マネージャーやパートナーに推薦が可
【なるの取材コメント/利用経験】
● 関西・福岡・名古屋出身のハイクラス転職を目指す方には、このレアなチャンスが本当におすすめ。
● 自身の経験を「コンサルティング」という職種で活かすことができるのが大きなメリット。
● 年収アップ事例が紹介されていて、
エンジニア30歳 年収800万→外資系ファーム 年収1000万
経営企画27歳 年収500万→日系ファーム 年収800万
金融機関の法人営業 年収450万⇒外資系ファーム 年収600万
など若い人でも、地方都市でのハイクラス転職を達成しています。
以下二つは、厳密にいえば「転職エージェント」ではありません。
しかしながら、皆さんもご存じの大手で、その先にヘッドハンターと言われるコンサルタントに相談できたり、求人情報を持っている別の転職エージェントとつながり、そこからそのコンサルタントや転職エージェントと別の求人の転職相談などで、お付き合いが継続する場合があるので、同様に紹介することにしました。
タイアップ
注目すべきポイント
■ ハイクラス会員では転職後平均年収950万円以上(2021年4月時点)
■ 企業から直接スカウトがアクセス
■ ハイクラス専門ヘッドハンターへのキャリア相談も可能
■ 非公開求人情報など会員限定の情報あり
■ 金融系、マーケティング関係、経営、事業企画、機械、エンジニア系に強み
【なるの取材コメント/利用経験】
● 最大手リクルートが運営するスカウト型の転職サイトで、年収800万以上のハイクラス求人を中心に取り扱っています。
● エージェントのように、アドバイザーを指名して相談することもできます。
● キャリアアドバイザーを検索して指名できるため、自分に合ったキャリアアドバイザーを探すことができます。
● 登録した情報 (匿名) は提携するエージェントやヘッドハンターが閲覧することができ、スカウトを直接もらうことがあります。
● ヘッドハンター独自の求人にも期待ができます。
● 登録すると定期的に希望に沿った新規の求人情報がメールでも届くため、いちいちサイトで検索する手間も省けます。
タイアップ
BIZREACH (ビズリーチ)
【厚生労働大臣許可番号】
13-ユ-302647
注目すべきポイント
■ 会員数8万名以上、掲載求人数5,900件以上、ヘッドハンター520名以上の日本最大級ハイクラス転職サイト
■ サイトを通じて企業やヘッドハンターと直接やり取り可能
■ 無料プランと有料プランあり
【なるの取材コメント/利用経験】
● CMで認知度が高いですが、CMのようにヘッドハンターから特定の求人を自動的に受け取るというよりも、積極的に自分から探しに行った方がより有望な情報が得られる印象です。
● むしろ、さまざまな転職エージェントとつながるマッチングサイト・アプリのような形体だと思います。
(僕も、ビズリーチ経由でいくつかのエージェントとお付き合いすることになりました。)
これを介していったん転職エージェントやヘッドハンターと直接コンタクトすると、その後もそこから転職プロセスのサポートを受け続けることがでます。
● 無料プランでは募集案件の一覧が可能、有料プランはすべての募集案件の閲覧・返信・応募がすべて可能です。登録初期に有料プランを無料で利用できるため、その期間に使用してみるべきです。
● ダイレクトメールからも希望する条件にマッチした新規の求人情報にタイムリーをキャッチできます。
ベテランのハイクラス転職のキャリアパス
ベテランの場合、年収を上げるあるいは維持するには、「専門性を極めた場合の転職」もしくは「管理職としての転職」の二つがあると思います。
全く別の職業、職種を選ぶという完全なるキャリアチェンジを否定しませんが、その際は年収や労働条件を犠牲にしなければなりません・・・。
またここでいう「専門性」というのは、直接業務であればエンジニア、間接業務・管理系であればファイナンス、コンプライアンス、人事、品質管理などです。
研究職、営業は基本若い人の求人が中心になるので、ベテランでの就職は少し難しいかもしれません。
ベテランがターゲットとすべき企業は?
「専門性を極めた場合の転職」の場合は、比較的ターゲットが明確です。
ステータスアップしたいなら、スタンドアローン (部下無し) の管理職が狙い目です。
ハイエンド転職を目指すなら、やはり給与面で有利なシニアマネジャーや Director (部長職) など、ピープル・マネジャー (部下持ち管理職) を目指すべきだと思います。
しかしながら、その場合は相応のピープル・マネジメントの実績が必要です。
期間と部下の人数が条件に入る可能性があります。
そこで、おすすめというか、こういった案件に注目しておいてほしいというのがあります。
それは、本国である程度の実績がある外資系企業が、進出のため新たに日本法人を設立するケースです。
その場合は、年齢を問わず同じ業界で経験がある人をマネジャーや Director としてかき集める場合が多く、そのあと徐々に若手を揃えていく戦略をとる会社が多いです。
最初から定年制も敷いていないこともあり、60歳以上で就職される方も多いようです。
福利厚生や退職金制度を導入していない企業も多いですが、その代わりストックオプションや RSU といった制度で、管理職に対しキャッシュによる退職金や企業年金ではなく将来に受け取るお金を株式という形で補完するところも結構あります。
すでに退職金がある程度確定しているのであれば、こういった制度で資産の倍増を狙うこともありなのかな、と思います。
一方、おすすめしないのが、もうあと現役も僅かだし夢があるから、と日本のベンチャーに管理職・役員として参画することです。
日本の特に大学発のベンチャーは、「なんちゃってベンチャー 」で、自分の好きなことがお金になるなら・・・ と安易に飛びついて起業することが圧倒的で、リスクが高すぎです。
転職エージェントから紹介されても、絶対やめた方がよいです。
(僕も研究職で大学とたくさん共同研究を推進してきただけに、その実情をよく知っているので、そういった案件はきっぱり断ってきました)
ベテランの転職に関する注意点
まず気をつけなければならないのは、現職と転職先の退職金制度の違いです。
何も考えなければ、総合的な収入で気付かずに損をしてしまうことがあります。
ベテランなら現職で今後にもらえる退職金の額を精度高く予想を付けられるはずです。
自己都合で目減りする退職金がどれだけになるか計算してください。
わからなければ、「将来の資産を計算しておきたい」など理由をつけて、勇気を出して人事部の給与係まで問い合わせて、はっきりさせておいた方がよいです。
なぜなら、ベテランは退職金の積み立て額が大きいため、自己都合で目減りする退職金の差が大きくなるからです。
転職先についても求人票やオファーレターに乗っている年収概算だけで、判断しないことが非常に重要です。
高い年収につられて退職金で結局減収、っていうことも十分あり得ます。
実は僕も、転職300万円ほど退職金で損しました。
でも転職先将来にもらう退職金と年収の増額分、定年退職の延長の期間、そして自分がどれだけやる気を維持して働けるのかを、総合的に判断しました。
皆さんも慌てず、年収だけで判断せず、後悔しない転職を実現させてください。
まとめ
もし、ベテランの皆さんが年収を上げるまたは維持するのであれば、「専門性を極めた場合の転職」もしくは「管理職としての転職」のどちらを目指すのか明らかにしましょう。
そして、企業を探す方法は、ベテラン・ハイクラスが得意な転職エージェントにいくつか登録し、あなたに合うエージェントに絞り込んで、最大限利用するのが一番です。
ただ、実はそれだけでは不十分です。
若手と同じように、あなたもキャリア形成のための自己研鑽の努力を怠らないことです。
ベテランだからと勉強しない、スキルも十分っていうことは絶対にないです。
どんな年齢、ステータスでも成長できるし、成長しなければ未来はありません。
その果てしなく続くキャリア形成の道は、ベテランの転職成功だけでは終わらないのです。